PET検査の上手な活用法


PET検査の上手な活用法

がん検診を受ける場合

 日本核医学会・臨床PET推進会議では、PETによるがん検診を次のような人に勧めています。

 ◆PETによるがん検診を積極的に勧めたい人◆

1.中高年者(とくに50歳以上)
2.近親者にがんになった人がいる人
3.喫煙者などがんの危険因子を持つ人


 PETの弱点の項で述べたように、PETだけで全身のすべてのがんを見つけ出すことはでき ません。 がん検診においては、それぞれの検査法の長所を生かし、欠点を補うためにも、PET単独よりCTやMRI、 超音波検査などを組み合わせて実施するほうが安心といえるでしょう。

 どれくらいの頻度で検査を受ければいいのかは、年齢や危険因子の有無によっても変わりますし、まだはっきりとした データは出ていません。 目安として、多くの医療機関では、これまでにがんにかかったことのない人で1、2年に1回の 受診を推奨しています。

他の検査でがんの疑いがあるといわれた場合

 がんの疑いがあるものの、はっきりと診断がつけられない場合、開腹、開胸といった手術などによる確認を勧められる ことがあります。 しかし、受ける側からすると、手術は身体的、心理的負担が大きいのも事実です。

 そうした場合、主治医と相談し、もし疑われているがんがPETで検出できる可能性があるものであれば、試験的な開腹、 開胸手術などを行う前にPET検査を活用するのも一つの方法です。 なお、がんの種類によっては、PET検査の費用は 健康保険の適応になります。

◆FDG-PET検査が保険適用されている疾患(平成18年度)
◇てんかん
 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する場合
◇虚血性心疾患
 虚血性心疾患による心不全患者で、心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされる患者に使用する場合。 ただし、 通常の心筋血流シンチグラフィで判定困難な場合に限るものとする。
◇肺がん、乳がん、大腸がん、頭頸部がん
 以下のいずれかに該当する患者に使用する場合。
・他の検査、画像診断によりがんの存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない患者
・他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発の診断が確定できない患者
◇脳腫瘍
・他の検査、画像診断により転移、再発の診断が確定できない患者に使用する場合
◇膵がん
 以下のいずれかに該当する患者に使用する場合。
・他の検査、画像診断により膵がんの存在を疑うが、腫瘤形成性膵がんと識別が困難な患者
・他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発の診断が確定できない患者
◇悪性リンパ腫、悪性黒色腫、食道がん、子宮がん、卵巣がん
 他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発の診断が確定できない患者に使用する場合
◇転移性肝がん
 以下のいずれかに該当する患者に使用する場合。
・他の検査、画像診断により転移性肝がんの存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない患者
・原発巣の不明な患者
◇原発不明がん
 リンパ節生検、画像診断などで転移巣が疑われ、かつ、腫瘍マーカーが高値を示すなど、悪性腫瘍の存在を疑うが、 原発巣の不明な患者に使用する場合




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