PET(ペット)検査の仕組み


PET検査の仕組みとは

検査薬は体に必要な物質に目じるしを付けたもの

 PET検査は、次のような仕組みで行われます。

 まず、放射線を出す検査薬を注射したり、吸い込むことで体内に取り入れます。 そして、その薬が発する放射線 (ガンマ線)を、「PETスキャナ」というカメラを使って外部から検出し、画像化するのです。 放射線を使った検査には X線撮影、CTなどがありますが、これらが放射線(X線)を体外から照射するのに対して、体内からの放射線を読み取る のがPETというわけです。

 放射線を出す検査薬を体内に入れるというと、体に害があるのではと心配になるかもしれませんが、検査薬からでる 放射線は極微量です。 CTよりも放射線の被曝量は少なく、体にほとんど影響はありません。

 では、同じ放射線を利用した検査なのに、PETだけが細胞の活動度をとらえられるのはなぜでしょうか。 そのカギは、 放射線を出す検査薬を使うところにあるのです。
 我々生き物の細胞は、生きていくためのエネルギー源となる糖分や水、アミノ酸など様々な物質を必要とし、細胞の間で それらの物質がやり取りされています。 PETの検査薬は、このような糖分や酸素といった物質に、目印として放射線を 出す物質をつけたものです。 検査薬は、生体に必要な物質とそっくりな構造をしているので、体内に入れると、細胞は 勘違いしてそれらを取り込みます。 その取り込み量が細胞の活動レベルを反映するのです。

 我々も元気に活動していたら食欲は増しますし、具合が悪ければ食欲は低下します。 それと同様に、細胞でもその 活動レベルと食欲は比例しています。 PET検査では検査薬という疑似餌を与えて、その取り込み量、つまり検査薬の 集まり具合を、放射線を目印として体外から読み取り、機能を判別するわけです。

 なお、検査薬にはいろいろな種類があり、どのような病気、場所を調べたいのかによって使い分けられます。 がんの 診断をするのであれば、ブドウ糖によく似た糖に放射性物質をつけた検査薬(FDG)を、脳の酸素消費量を調べたいの ならば、酸素に放射性物質をつけた検査薬を使用します。




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