PET検査・検診の体験

PET検査・検診の擬似体験をしてみましょう
では、PET検診に重点を置いている医療機関で、どういう具合にPET検査が進んでいくのか
疑似体験してみましょう。
PET検査前の準備
◆検査1〜2週間前
検査の1〜2週間前に注意事項とPET検査同意書、問診表などが郵送されてきます。
問診表には、病気の治療状況、最近の身体状況、食事や運動などの日常の様子についての細かい質問が並んでいます。。
これらの情報は、検査を受けられる身体状況かの確認や、検査結果の診断、その後の生活指導に活用されます。
◆検査当日
PET検査では、検査6、7時間前から絶食する必要があります。 というのもPET検査が、細胞がエネルギー源として
ブドウ糖を取り込む性質を利用したものだからです。 食事などで糖分を取ってしまうと細胞が満腹になってしまい、検査薬
のFDGを取り込まなくなってしまうからです。 ただ、水やお茶など糖分の入っていない飲み物だけは飲むことができます。
医療機関に到着したら、検査着に着替え、時計やアクセサリーなど放射線をさえぎる金属類は全てはずします。 準備が
整ったら医師から問診や検査の説明があります。
PET検査スタート
◆検査薬の注射
まず、検査薬のFDGを腕の静脈に注射します。 FDGは鮮度が命。 できたてのFDGは、金属の容器から、点滴の
ようにチューブを通じて腕に注入する仕組みです。 針をさす時にチクッとする痛みがありますが、あとはふつうの注射、
点滴と変わりありません。 注射時間は1分ほどです。
◆1時間安静を保つ
注射後、1時間ほどリクライニング椅子で安静にして、全身に検査薬が行き渡るのを待ちます。 1時間たつと、体内の
正常細胞は満腹になり、FDGの取り込み量が減るのですが、がん細胞は別です。 そのため、正常組織とがん部位の
FDGの集まり具合の差がはっきり出やすくなるのです。 この間、激しく手足を動かしたり、おしゃべりをしないようにしましょう。
FDGは体に必要なブドウ糖とほとんど同じ構造なので、特に変わった身体症状はありません。
PETカメラでの撮影
◆撮影時間は20〜30分
1時間後、トイレもちゃんと済ませたらいよいよ撮影です。 PET装置は、ドーナツ型をしたカメラ部分と細長い寝台で
構成されています。 寝台に仰向けに横たわると、寝台がドーナツ型の穴をゆっくりとくぐり、その間に全身を3mmずつの
間隔で撮影していく仕組みです。
MRIとは違って穴の部分は広く、開口部もすぐ先に見えるので圧迫感はありません。 また、耳障りな音もほとんどなく、
落ち着いて検査を受けることができます。 検査中の注意は、身体をできるだけ動かさないようにすることぐらいです。
20〜30分ほどで検査は終了します。
PET検査終了後
FDGの注射から検査終了までは2時間〜2時間半ほど。 その後は着替えて、すぐに帰宅できます。 なお、FDGは、
時間とともに尿として排泄されるので体内には残りません。
検査結果の到着
検査から約2週間後、検査結果が郵送されてきます。 中には冊子にまとめられた検査報告書、各検査でわかることなど
がまとめられた解説書、検査画像などが入ったCD-ROMなどが入っています。 報告書には、各検査の結果と、どのような
病気の疑いがあるのか、精密検査の必要があるかなど医師の判定・指導が記載されています。
もし、病気が指摘された場合、報告書の説明だけでは不安もあります。 そうした場合には、検診を受けた医療機関で
結果説明を受けるか、他の専門医などに検診結果を見せて相談することをお勧めいたします。
(これは、あくまで一例です。)
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